首を触ると、小さいブツブツができていることありませんか?
しかもだんだんと増えてくる・・・
このようなブツブツは「首イボ」の可能性が高いです。
首イボは男性より女性に多く、年齢とともに目立ってくる傾向にあります。
イボが増えてきて、首元が開いた服が着られないという悩みを抱えている女性も多いんです。
それに、首周りにイボがあると老けて見える可能性もあります。
今回は、首イボの種類や皮膚科でできる治療法をご紹介します。
首イボかな?と思ったら、ぜひ参考にしてみてください。
首イボの種類
イボには大きさや形状によって、いくつか種類があります。
一般的にイボと呼ばれるものには、ウイルス感染による感染性のものと非感染性のものがあります。
首にできるイボは非感染性です。
同じようなイボは、首以外にも脇の下、デコルテ、まぶたなど、皮膚が柔らかく弱い部分にでき、小さい肌色のブツブツで、加齢とともに増えてきます。
皮膚の良性腫瘍の一種で、特に心配な病気ではありませんが、衣類でこすれたり、ねじれたりして炎症を生じてくることがあります。
これらは主に
・アクロコルドン
・スキンタッグ
と呼ばれる2種類のイボです。
この2種類の見分け方は、
形状 | 大きさ | |
アクロコルドン | 平べったい | 1~2mm |
スキンタッグ | 皮膚から飛び出している | 2~5mm |
また5mm以上の大型のイボは軟性線維腫といいます。
どれも悪性腫瘍ではなく、感染しないタイプのイボなので、取らなきゃいけないというわけではありません。
でも気になって触っていると悪性化する可能性も0ではないので、気になる方は皮膚科に相談してみるのも良いでしょう。
皮膚科でできる首イボのの治療法5つ
5mm以上の大型のイボの場合は、治療方法が限られてきますので、ここではアクロコルドンとスキンタッグの治療方法をご紹介します。
1、滅菌したハサミで切除
2、液体窒素でやく
3、電気メスで切除
4、レーザーで切除
5、内服薬・外用剤
首イボは上記1~4の治療で、比較的綺麗にとれます。
5の方法は1~4をやりたくない人や、極端にイボの数の多い人などに向いています。
また、首イボの予防で内服薬を処方してもらう人もいるようです。
もっとも簡単なのは、ハサミで除去する方法です。
ハサミで取れない場合や、数が多い場合はハサミ以外の方法で取ります。
大きかったり、痛みが出そうな場合は局所麻酔をかけてくれるクリニックもあるので、よく相談してみましょう。
また、1回に全部とれない場合もあるので、その場合は何回か通院する必要があります。
1や2の治療費は保険がきくと1回2000円程度ですが、レーザーや電気メスは保険がきかず自費になる場合もあるので、皮膚科の医師やスタッフとよく相談して決めましょう。
ここからはよくある質問をご紹介していきます。
治療後は肌に跡が残らないの?
1~4の治療後に赤みが出たりカサブタができることがありますが、だいたい1~2週間くらいで治ります。
まれにイボを切除した部位に色素沈着がおこることがありますが、数ヶ月で自然に治っていくので過度に心配する必要はありません。
色素沈着をおこさないためにも、治療後は2~3か月は紫外線を避けた方が良いです。
そのため、治療は紫外線の弱い、秋から冬がおすすめです。
治療後再発することはあるの?
治療後、全く同じ場所に発生することはありませんが、首イボは加齢とともに増えていく傾向にあるので、同じ部位や切除したすぐ近くにイボが出てくることはあります。
自分で、ハサミを使ってイボを切除してもよい?
病院で使用しているハサミは滅菌済のものです。
家庭のハサミは、消毒したとしてもイボを切除した部位から感染する可能性もありますし、必要以上に肌を傷つける可能性もあるので、自分でやるのはやめた方が良いです。
皮膚科に行かず、自分でイボを取る方法はありませんか?
小さなイボなら、
・ハトムギ
・ヨクイニン
・アンズ
エキスの入ったクリームやサプリ、漢方薬が効果がある場合があります。
皮膚科でよく処方される漢方薬もヨクイニンが含まれています。
市販もされていますので、薬局で相談してみましょう。
また、踵のガサガサなどに使用する「サリチル酸」が含まれているクリームが効くこともあります。
ただ、どれも数回服用したり、塗ったりしてイボがなくなるわけではなく、3~4か月は継続していく必要があります。
皮膚科での切除が早いですが、数が多い場合や、皮膚科に行く時間がない場合は、まずはセルフケアを試してみるのも良いかもしれません。
ただ、イボなのか、ホクロなのか、腫瘍なのか区別がつかない場合は、皮膚科で診てもらうと安心です。
自分にあったケアで、首イボを治しましょう。