花粉症シーズンは、鼻水や目のかゆみだけでなく、肌のかゆみに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
特に顔や目の周りは皮膚も薄く、直接花粉に触れる場所でもあるのでかゆみがでやすく、肌トラブルで悩んでいる方も多いと思います。
そんな花粉皮膚炎に関してはコチラで詳しく解説しています。
花粉症の飲み薬や目薬、点鼻薬を使っているけど、かゆみが出る、薬はできるだけ使いたくないという人に向けて、花粉症シーズンに良い食事と悪い食事をご紹介します。
花粉症で肌のかゆみはどうして起こるのか?
花粉症は花粉という異物が体内に入ることに対し、人間の免疫機能が過剰に反応するというアレルギー反応の1つです。
花粉に対しアレルギーを示すようになると、花粉を体の外にだそうと鼻水やくしゃみといった症状が出ます。
また、花粉が肌につくと、アレルギー反応が起こり、かゆくなったり肌が赤くなります。
顔や首は服で隠せない部分なので、花粉がつきやすく特に痒みがでやすくなります。
花粉症と食事の関係
私たちの免疫機能は腸内細菌と密接な関係にあります。
腸内細菌のバランスが崩れるとアレルギー症状が悪化してしまうことがわかっています。
花粉症でお悩みの方は、食事を見直して腸内環境を整えることで症状が軽くなるかも知れません。
花粉症に良い食材
1、発酵食品
ヨーグルト、キムチ、納豆といった発酵食品には、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が多く含まれています。
善玉菌が増えることで腸内環境が良くなります
腸内環境を整えることで、免疫力アップ、アレルギー症状緩和につながることが期待できます。
2、根菜類、海藻類など食物繊維を多く含む食品
ごぼう、レンコン、にんじん、ワカメなどの食品は、食物繊維を多く含んでいます。
食物繊維は善玉菌のえさとなり、善玉菌の数を増やしたり、働きを活発にしてくれます。
3、甜茶
甜茶には、アレルギー症状を起こすヒスタミンの分泌を抑える働きがあります。
甜茶は中国原産の甜葉懸鈎子(テンヨウケンコウシ)という植物の葉から作られるお茶で、約5000年前から健康茶として飲まれていたそうです。
即効性は期待できないので、花粉症シーズンを迎える2~3週間前からはじめると花粉症の症状緩和が期待できます。
花粉症に控えるべき食品
1、脂っぽい肉、揚げ物など高脂肪食
脂肪の多いお肉やファーストフードで脂を食べすぎると、消化しきれなかった脂肪分は腸内の悪玉菌のえさとなり、悪玉菌が増えてしまいます。
悪玉菌が増えると、善玉菌が減り、花粉症の症状が悪化してしまいます。
2、スナック菓子
スナック菓子などの加工食品には、添加物が多く配合されています。
これら防腐剤、着色料、安定剤などの添加物は腸内細菌のバランスを崩してしまいます。
加工食品を買う場合は、できるだけ添加物が入っていない商品を選ぶようにしましょう。
3、アルコール
アルコールを分解するときに発生するアセトアルデヒドは痒みを悪化させます。
また、アルコールには血行促進効果もあります。血行が促進されると痒みが悪化します。
特にお酒に弱い方は、花粉症の時期はアルコールを避けたほうが良いでしょう。
同じように血行促進する長時間の入浴も痒みが悪化する可能性があるので、避けたほうが良いでしょう。
まとめ
どうでしたか?
花粉症といっても、くしゃみ鼻水、鼻づまり、目のかゆみだけではなく、肌の痒みも症状の1つです。
食事に気をつけるとともに、肌に負担の少ないスキンケアアイテムを使うことも大切。
花粉症の季節だけでも敏感肌用のスキンケアアイテムへ変更するなどの工夫をして辛いシーズンを乗り切りましょう。